穏やかでも悩む天気予報

気象予報士、アナウンサーの佐藤圭一です!

今回は穏やかな天気の日の気象コーナーについて。報道・情報番組はその日のニュースによって各部署忙しさが変わります。政治が大きく動いているときは政治部、スポーツが盛り上がっているときはスポーツ部の出稿が多くなります。

しかし天気予報は台風などで大荒れにならない限り、毎日ほぼ同じ時間割り当てられることが多いのです。天気予報は番組によっては5分以上の尺がありますが、雨が降ったり、寒かったり暑かったりと毎日のように天気トピックがあるわけではありません。ここ最近のように、穏やかな天気が続くときはネタを生み出すのが結構大変です。

実は私、Yahoo!ニュースの天気動画というものにつき1回程度出ていまして、きょうが担当日でした。

通常の天気予報というよりは天気ネタを紹介する枠なので天気が穏やかな今、何をやろうか悩みました。秋晴れ続くも3K「寒暖差」「乾燥」「花粉」に注意!というネタが思いついたのは撮影開始1時間前。急ピッチでデータを調べ、画面を作成。結構焦りました。最近外に出ると若干目がかゆかったり鼻がムズムズするような、という体感が思いついたきっかけでした。

やはり、机に向かうより外に出て感じたことが助けてくれます。ようやく少しずつですが季節の話題が紹介できるような風潮にもなってきましたね。天気予報であっても出来るだけ現場に足を運んで感じたことを伝えていきたいと改めて強く思いました。

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