特定地域に多い沖縄の名字

皆さま、こんにちは!!
沖縄から、Jアナーズメンバーの、屋良歩です!!

今回は、沖縄の魅力の一つでもある、”名字”についてお伝えします!!

皆さんは、沖縄の名字というと、どのような印象をお持ちですか?

沖縄では、最も多い名字が、比嘉さん、次に、金城さん、そして大城さんといった様に、沖縄ならではの名字が多いですよね!

それだけではなく、この地域には〇〇さんだらけ、といった特徴があり、以前から気になっていたので、調べてみました!!

例えば、宜野湾市で一番人口の多い「長田地区」(ながた)は、米須(こめす)さんが多いということ、また、南風原町の本部集落(もとぶ)は、宮城(みやぎ)さんと大城さん(おおしろ)が多く、取材で伺ったお宅は「宮城さん」で、そのお隣も親戚ではない「宮城さん」また、道を挟んで、「大城さん」その向かいも「大城さん」といったように、ほとんどが宮城さんと大城さんばかり!!

なので、地域の方々は、屋号で呼び合い、区別しているということです!!

なぜ、特定の名字が多いのか、南風原町観光協会に取材したところ、この地域の歴史に詳しい地元の方が教えて下さいましたが、昔は、集落内での結婚も多く、(親戚間での結婚も)
この結婚が多かったのも、地域を守るためだったのではないかということでした!!

この本部集落は、県内でも有名な「琉球絣の里(りゅうきゅうかすり)」として知られていて、耳をすませば、絣の機織りの音が聞こえてくる程、絣の工房が至る所にあります!

ただ、先の沖縄戦で、はた織り機や、糸が全て消失してしまい、地元の大工さんが見様見真似で、織り機を作ったという歴史があります!

今も脈々と地域に、絣の技術が受けつがれているのは、こうやって地域を守るために先人たちが頑張ってきた、名字にも表れているということです!!

こうやって名字について取材をすると、いろんな困難を乗り越えながら、結束を持って開拓し、この地域を守ろうという先人たちの思いを感じました!!

ちなみに、機織り機を作った大工さんも、「大城さん」で、技術保持者の方々も「大城さん」が多いですよ!!

写真が少なくて、分かりにくいのですが、これは以前、本部集落を取材した時の写真です!!

機織りの音があちこちから聞こえてくる、のどかで素晴らしい地域です!!

皆さんも、沖縄を訪れた際には、ぜひ南風原町の本部集落に足を運んでみてはいかがでしょうか?

関連記事一覧

PAGE TOP