被災地支援
日本各地で発生する自然災害。
水害の例を取ってみても、2018年の西日本豪雨や2019年の台風19号被害などこれまで私たちが経験したことがないような大きな被害が続いています。
もともと自然災害の多い日本で防災から減災へ考え方がシフトしていく中、Jアナーズの被災地支援事業では、個々のメンバーが持つスキルを被災地でのボアランティア活動に生かし、復興支援に貢献できる事業展開を目指します。喋り、傾聴、演技、パフォーマンスなど、アナウンサー出身のメンバーは身体表現のスキルに秀でていること、そして何よりも伝えることに関しては、圧倒的な自信と実績があります。
そこで、こんな被災地支援事業を考えています。
現場リポートで被災地の“いま”を伝える
ボランティア×情報発信
災害発生当初は報道量が多いものの、時が経つにつれ減っていくのは避けられない事実。
報道がなくなったからといって被災地の復興が完了したというわけではありません。
私たちアナウンサーができることは現場の状況を被災地の外に向けて的確に伝えるということ。ボランティア活動で復興支援のお手伝いをし、SNSなどを通して現場リポートで被災地の“いま”を伝える。
通常のリポートと、ボランティア活動をした上でリポートをするのとでは、その深みが違ってきます。細く長い情報発信で、被災地と被災地に思いを寄せる人たちとをつなぎます。
個々のメンバーが持つスキルを被災地で
被災地でのステージ
避難先でのストレスを和らげる手段のひとつが歌。
メンバーには歌手がいます。福島・会津若松出身の民謡アイドル、永峯恵さんは、歌で東日本大震災の被災地に元気を届けてきました。
これからも、ステージで復興途上のみなさんに笑顔と元気を届けます。
定本正志
アナウンサーとして駆け出したのは広島の地。
広島では、喋りだけでなく記者としても多くの記事を書きリポートをしていました。
得意な分野は情報番組で「定ちゃんのきゃっちキャッチ」という冠番組を担当していたことも。
この番組は、ABCテレビのプロデューサーからお褒めの言葉をいただくなど、ディレクターの踏ん張りで高いクオリティーを維持していました。
その後、韓国に留学して韓国語を学び、帰国後はアナウンサーをしながら出版物の編集に携わりました。そんなご縁もあり、語学学習書の付属CDで日本語ナレーションを担当もしています。
ひょっとしたら、みなさんがお聞きの語学学習書のナレーションは、私の声かもしれませんよ!
被災地でのボランティア活動を始めるきっかけになったのは、2018年夏の西日本豪雨。
出身の岡山、そしてアナウンサーとして駆け出した広島など、西日本の広範囲にわたって大きな被害が出ました。
自分と関わりのある地の被害に心を突き動かされ、被害から1か月後、倉敷市真備町と広島県坂町でそれぞれ災害ボランティア活動を行いました。被災地入りして分かったのは、同じ水害でも真備町と坂町では状況がまったく異なること。
真備町は浸水で広範囲にわたる被害、坂町は土石流で局地的な被害でした。
実際に現場に行ってみないと分からないことですし、また、どんな被災状況であっても多くのボランティアの力が必要なことが、知識としてではなく体で理解できました。
岡山広島両県でボランティア活動と合わせて被災状況の動画リポートを撮影しSNSで展開したところ、多くの反響をいただきました。
それが、この社会貢献事業へとつながっていきます。
これから、地に足のついた活動をコツコツと進めていければと考えています。